30代メンズ、革靴の選び方で人生が変わった|3万円台と10万円overの革靴、本当の違いを知った日

【結論】30代が革靴を選ぶとき、絶対に知っておくべき3つのこと

先に結論を言います。
30代が革靴を選ぶとき、この3つを知っているかどうかで、失敗するか成功するかが決まります。

1.ライニング(内側)も本革かどうか確認する 外が本革でも、中が合成皮革だと数年で剥がれてダメになる
2.グッドイヤーウェルト製法かどうか確認する ソールが交換できるから、10年以上履ける。修理しながら一生使える
3.最初は3万円以上を買う 10万円は2足目以降3万円未満は「本革風」が多い。でも、いきなり10万円は必要ない

この3つを知っていれば、どんな革靴を選んでも失敗しません。
では、なぜこの3つが重要なのか?そして、私が3万円の革靴と10万円の革靴を両方買って学んだこと、革靴選びの本当のポイントを、正直に書きます。


目次


はじめに:外は本革、中が合成皮革の革靴を買って、3年でダメになった話

これは、私が22歳のときの話です。
当時、私は「ちゃんとした革靴が欲しい」と思って、デパートの靴売り場に行きました。
店員さんに「本革の革靴が欲しいんですが」と言うと、1万5千円くらいの革靴を勧められました。

「これは本革ですよ。イタリアンレザーを使っています」

触ってみると、確かに柔らかい。本革だ。見た目も高級感がある。
「これなら大丈夫だろう」と思って、買いました。

最初は、普通に履けました。履き心地もいいし、見た目もいい。「やっぱり本革は違うな」と思っていました。でも、3年後、異変が起きました。

ある日、靴を脱いだら、靴下に何かついている。見ると、黒い破片。
靴の中を見ると、内側の合成皮革がボロボロに剥がれていました。

外は本革だから、まだ綺麗なのに。中がダメになったせいで、靴全体がダメになった。

「なんで?ちゃんと手入れもしていたのに」

調べて分かりました。
外は本革でも、中(ライニング)が合成皮革だと、数年で剥がれてくる。
特に、高すぎず安すぎないブランド(1万5千円〜2万円くらい)によくあるパターンです。

外は本革だから、店員さんも「本革です」と言う。嘘じゃない。でも、中が合成皮革だとは言わない。
それから、私は革靴を買うとき、必ず「中も本革ですか?」と確認するようにしました。


革靴選びの最重要ポイント①:ライニング(内側)も本革かどうか確認する

革靴を買うとき、外だけじゃなく、中も本革かどうか確認してください。

なぜ中が本革じゃないとダメなのか?
合成皮革は、経年劣化します。時間が経つと、ひび割れて、剥がれてくる。
特に、靴の中は摩擦が多い。靴下が擦れる。足が動く。汗もかく。
この摩擦と湿気で、合成皮革は劣化が早まります。

大事に履いていても、3年くらいでダメになります。
逆に、中も本革なら、10年以上持ちます。
本革は、経年劣化するどころか、経年変化で味が出ます。履けば履くほど、足に馴染んで、柔らかくなる。

どうやって確認するのか?
店員さんに聞いてください。

「中も本革ですか?」

恥ずかしがる必要はありません。2万円以上払うんですから、絶対に聞いてください。
もし店員さんが「外は本革ですが、中は…」と言葉を濁したら、その靴は中が合成皮革です。
中も本革なら、店員さんは自信を持って「中も本革です」と答えます。

中も本革の革靴は、いくらから?
私の経験では、3万円以上の革靴なら、中も本革の可能性が高いです。
もちろん、ブランドによって違います。でも、大体3万円が一つの目安です。
3万円未満の革靴は、外は本革でも、中が合成皮革の場合が多い。
だから、最初の1足は、3万円以上を選ぶべきです。


革靴選びの最重要ポイント②:グッドイヤーウェルト製法かどうか確認する

革靴を買うとき、もう一つ重要なのが、製法です。
大きく分けて3つの製法があります。

①セメント製法

特徴
・ソール(底)を接着剤で貼り付けている
・安い。大量生産できる
・軽い
デメリット
・ソールが剥がれやすい
・修理できない(ソールが剥がれたら、靴ごと捨てるしかない)
・長く使えない
価格帯
・1万円以下の革靴は、ほぼセメント製法

②マッケイ製法

特徴
・ソールを縫い付けている
・イタリアの伝統的な製法
・軽い。返りがいい(歩きやすい)
デメリット
・ソール交換が難しい(できないわけじゃないが、費用が高い)
・雨に弱い(縫い目から水が入る)
価格帯
・2万円〜5万円くらい

③グッドイヤーウェルト製法

特徴
・ソールを縫い付けている。さらに、ウェルト(中間の革)を挟んでいる
・イギリスの伝統的な製法
・丈夫。長持ちする
・ソールが交換できる
メリット
・ソールが交換できるから、10年、20年、一生使える
・修理しながら、長く履ける
・履けば履くほど、足に馴染む
デメリット
・重い
・最初は硬い(履き慣らしが必要)
・高い
価格帯
・3万円〜

30代が選ぶべきは、グッドイヤーウェルト製法
理由は明確です。長く使えるから。

セメント製法やマッケイ製法の靴は、ソールが剥がれたら、靴ごと捨てるしかない。3年、5年で買い直すことになる。
でも、グッドイヤーウェルト製法なら、ソールを交換できる。10年、20年、一生使える。
私が持っているジャランスリワヤの革靴は、グッドイヤーウェルト製法です。もう6年履いていますが、まだ現役です。

ソールがすり減ってきたら、靴修理屋さんに持っていって、ソールを交換してもらいます。費用は5,000円〜1万円くらい。
3万円の革靴を6年履いて、ソール交換に5,000円払う。トータル3万5千円。1年あたり約5,800円。

グッドイヤーウェルト製法の靴は、履けば履くほど足に馴染んで、愛着が湧きます。
30代が選ぶべきは、グッドイヤーウェルト製法です。


革靴選びの最重要ポイント③:最初は3万円、10万円は2足目以降

「革靴は、高ければ高いほどいい」
これは、半分正解で、半分間違いです。

確かに、10万円の革靴は、3万円の革靴より品質がいいです。革の質、縫製、履き心地、すべてが違います。
でも、最初から10万円の革靴を買う必要はありません。

なぜ最初は3万円でいいのか?
理由は3つあります。

理由①:革靴の手入れに慣れていない
10万円の革靴は、高級な革を使っています。デリケートです。
手入れを間違えると、革が傷む。シミになる。色が変わる。
革靴の手入れに慣れていないうちに、10万円の靴を買うのは、リスクが高い。
まずは、3万円の靴で手入れの方法を学ぶべきです。

理由②:自分の足に合うブランドが分からない
革靴は、ブランドによって、サイズ感が違います。同じ25.5cmでも、ブランドによって、大きかったり小さかったり。
自分の足に合うブランドを見つけるには、いくつか試す必要があります。
最初から10万円の靴を買って、「足に合わない」となったら、目も当てられません。
まずは、3万円の靴で、自分の足に合うブランドを見つけるべきです。

理由③:革靴の「好み」が分かっていない
革靴には、色々な種類があります。プレーントゥ、ストレートチップ、Uチップ、ウィングチップ。
色も、黒、茶色、バーガンディ、など。
自分がどんな革靴が好きか、実際に履いてみないと分かりません。
最初から10万円の靴を買って、「やっぱり違うデザインが良かった」となったら、後悔します。
まずは、3万円の靴で、自分の好みを見つけるべきです。

3万円の革靴で学んで、10万円の革靴を買う

私の経験では、こうです。

1足目:3万円台の外羽根プレーントゥ(バーウィック)
→ 革靴の手入れを学ぶ。自分の足に合うサイズを知る。外羽根が使いやすいと気づく。

2足目:3万円のローファー(G.H.BASS)
→ ローファーの便利さを知る。脱ぎ履きが楽。カジュアルにも使える。

3足目:10万円の外羽根プレーントゥ(Alden)
→ 革靴の手入れにも慣れた。自分の足に合うサイズも分かった。外羽根が一番使いやすいと確信した

だから、一生モノとして、10万円の靴を買った。
最初から10万円の靴を買っていたら、失敗していたかもしれません。
3万円台〜4万円台の靴で学んだから、10万円の靴を自信を持って買えました。

【実体験】バーウィック(3万円)とAlden(10万円以上)、本当の違いは何か?

私は、バーウィックの外羽根プレーントゥ(3万円)と、Aldenの外羽根プレーントゥ(10万円以上)を両方持っています。
正直に言います。両方とも、いい靴です。
でも、違いはあります。

違い①:革の質感
バーウィック(3万円):
・革は本革。しっかりしている
・カーフレザー。柔らかめ
・3万円台にしては、質がいい

Alden(10万円以上):
・コードバン(馬革)。光沢が圧倒的に美しい
・革が厚い。でも、柔らかい
・触っただけで、「高級」と分かる

違い②:履き心地
バーウィック(3万円):
・最初から履きやすい
・グッドイヤーウェルトだけど、硬すぎない
・普通に快適

Alden(10万円):
・最初は少し硬い。でも、1週間で馴染む
・足に吸い付くような感覚
・長時間履いていても、全く疲れない

違い③:見た目
バーウィック(3万円):
・見た目は、普通にいい
・「ちゃんとした革靴だな」と思われる
・3万円には見えない

Alden(10万円):
・見た目が、明らかに違う
・コードバンの光沢、シルエット、すべてが美しい
・「いい靴履いてるな」と、靴好きには一発で分かる

違い④:所有する満足感
バーウィック(3万円):
・いい靴を履いている、という満足感はある
・「この品質で3万円なら、コスパ最高」と思う

Alden(10万円):
・所有する満足感が、圧倒的に高い
・この靴を履いているだけで、気分が上がる
・一生モノとして、大事に履きたいと思う

結論:3万円で十分。でも、10万円はもっといい

3万円の革靴で、十分です。
ちゃんと手入れすれば、10年以上履けます。見た目もいいし、履き心地もいい。
でも、10万円の革靴は、もっといい。
革の質、履き心地、見た目、所有する満足感、すべてが違います。
だから、最初は3万円で学んで、2足目、3足目で10万円を買う。これが正解です。


まとめ:革靴選びで人生が変わる

30代が革靴を選ぶとき、この3つを覚えておいてください。

1.ライニング(内側)も本革かどうか確認する
2.グッドイヤーウェルト製法かどうか確認する
3.最初は3万円、10万円は2足目以降

この3つを知っていれば、どんな革靴を選んでも失敗しません。
外は本革でも中が合成皮革の靴を買って、3年でダメにした私。その失敗から学んだことを、すべて書きました。

革靴は、「消耗品」じゃなく、「育てるもの」です。
ちゃんとした革靴を買って、手入れをして、長く履く。それが、30代の革靴との向き合い方です。