服を買ってから
「サイズ、なんか違うかも……」
そう思った経験がある人は、きっと少なくないと思います。
見た目は気に入っているのに、
着てみると落ち着かない。
肩がきになる、丈が微妙、全体のバランスがしっくりこない。
サイズ選びの失敗って、
派手にミスした感覚よりも、
じわじわ後悔が残るのが一番つらいところです。
今回は、
サイズ感で失敗しにくくするために、普段から意識していることを
考え方ベースでまとめてみました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【サイズ選びで一番やってはいけないこと】
まず最初に、これははっきり言えます。
「普段はMだから今回もM」
これが一番失敗しやすいです。
最近ではオーバーサイズの服が流行っていますが、
着てみたらなんか違うということは少なくありません。
また、ブランドが違えば、
・基準の体型
・想定している着方
・時代背景
全部違います。
同じMでも、
ピッタリを想定しているMもあれば、少しゆとりを持たせたMもある。
サイズ表記は、
安心するための目安であって、
正解を保証してくれるものではありません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【サイズを見る前に「どう着たいか」を決める】
サイズ選びで意識している一つ目は、
「この服をどう着たいか」を先に決めることです。
・ジャストで着たいのか
・少し余白を持たせたいのか
・レイヤード前提なのか
これを決めずにサイズを見ると、
数値に振り回されます。
サイズ感の失敗って、
実は「サイズが合っていない」にではなく、
イメージしていた着方とズレていることが多いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【寸法は「全部」見ない】
サイズ表を見ると、
着丈・肩幅・身幅・袖丈……
全部チェックしなきゃと思いがちですが、
正直それをやると迷います。
意識しているのは、
その服で一番大事な１～２か所だけ見ること。
・トップスなら着丈と身幅
・アウターなら肩幅と着丈
・パンツならウエストと股下
全部を完璧に合わせようとすると、
どこかで無理が出ます。
「ここだけは外したくない」
そのポイントを決める方が、結果的に失敗が減ります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【モデル着用写真は「全体」だけを見る】
モデルの伸長とサイズ感、
つい細かく見てしまいますが、
あまり当てにしすぎないようにしています。
見るのは、
シルエット全体とバランス感だけ。
・丈がどこで止まっているか
・身幅に余白はあるか
・肩がどう落ちているか
細部よりも、
「この服はこういう雰囲気で着るものなんだな」
という空気感を掴むイメージです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【サイズで迷ったら「小さい方」は選ばない】
これはかなり大事な考え方です。
サイズで迷ったとき、
小さい方を選ぶと後悔しやすい。
理由はシンプルで、
・小さいと誤魔化せない
・着なくなるスピードが早い
逆に、
多少大きい分には着方で調整できます。
ベルトを締める、インナーを変える、レイヤードする。
「着られる」より
「着続けられる」サイズを選ぶ。
これを意識するようになってから、失敗はかなり減りました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【手持ちの服と「数字」で比較する】
新しく服を買う前に、
よくやるのがこれです。
今着ている服の寸法を見る。
お気に入りの服、
着ていて安心する服、
そのサイズ感は、自分にとっての基準です。
それと比べて、
・どれくらい違うのか
・サイズが違う理由は納得できるか
これが整理できると、
サイズ表の数字が意味を持ち始めます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【サイズ感に正解はないと理解する】
最後に一番大事なこと。
サイズ感に絶対の正解はありません。
同じ体系でも、
・好み
・生活
・着るシーン
で、正解は変わります。
だからこそ、
「失敗しないサイズ」を探すより、
「納得できるサイズ」を選ぶ。
この考え方に変えてから、
サイズでの後悔はかなり減りました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【まとめ】
サイズ感で失敗しないために意識しているのは、
・サイズ表記を信用しすぎない
・着たいイメージを先に決める
・大事な寸法だけを見る
・迷ったら小さい方を選ばない
・手持ちの服と比較する
・正解を求めすぎない
このあたりです。
サイズ選びは、
センスよりも「整理の仕方」。
少し意識を変えるだけで、
服選びは楽になります。